文章を書くのは難しい

これを読んでいるあなたは文章を書くのは得意だろうか?
小説、レポート、日記やログ、読書感想文から漫画のストーリーまで
文章と言ってもまあ色々あるとは思うのだが、
いずれに至っても僕はこれら文章を書くのがすさまじく苦手である。

 

なぜ苦手かというと僕の文章の書きかたが
脳内で全部完成させてから書きだそうとするからである。

 

小説で例えさせてもらうが、普通、小説というのは大体テーマを大まかに決めて、それから紙とかメモソフトなりとにらめっこしながら
どういう話を書くか、それを書くにはどういう始まりで、どういう終わりを迎えるかとかを、メモしながら書き進めて適宜修正しつつ、必要なら予定していたエンドを変えたりするのだろう

 

あるいはキャラを作るのが好きな人は
キャラを自分の好きに作って、このキャラならこういう物語が合いそうだしこういう結末を迎えさせたいからこういう始まりにしよう(キャラに合った結末を作ってから逆算して物語を作る)

 

みたいな感じに書くんだと思うんだけど
自分の場合、漫画を読んでいたり絵を見たりした時に
テーマが沸いてきて、おっええやんとなったり、もっとイメージを深めなきゃならんなとなったりで、ここで普通の人は、メモを取りながら脳内でディテールを書き進めていくのだろうが、
悲しいかな自分はメモを取らず、ずんずん脳内で話を進めていくのである

 

 

その途中途中で話題がそれたり、余計な話を付け加えたりしようとするのでどんどん脳内で情報が欠けていく。メモするべきなんだろうなあ。でも必要な所は覚えてるしまあいいかぁ
なんていいながらディテールを忘れながら話を作っていくのでどんどんおかしなところが出てくる出てくる
そしてすべてが完成してさあメモに書くぞなんて思う頃には、
しっちゃかめっちゃかでボロボロになった話だけが残っている。
おかしいなぁもっとボリュームがあってしっかりした話のはずなのにな…なんて思いながら

 

 

…この例は完成しているだけマシな方で、大概はあーでもないこーでもないなんて言いながらやはりメモを取らず
それでいて休憩といいながらソシャゲなんてやり出すので、さあ作業再開なんて言う頃にどういう話を作ろうとしていたかを忘れている…
なのでこの話はボツだぁ、忘れてしまったのならしょうがない…なんて思っているので救えない話である

 

 

よし、反省したから次からは、設定とか話の筋とか練ってメモしながら書こう!などと考えて書きだすと本当にガチガチに設定を練り始めるので妙に話の入りが固く感じたり、この話は長くなりそうだからまた今度実力が上がってからにしよう、だったり
このキャラの設定、中二病すぎない?恥ずかしいからボツで…だったり、
あいまいなところを無視できず全てを詳細に書こうとするので書ききれなかったりと全部ボツにする始末

 

本来、文というのはよほど壮大な小説でもない限り、全体のテーマとある程度のゴールを決めれば所々曖昧でも
読めたりするもので、だからこそ小説だったり漫画の初心者は、
ショートショートを書くべきであると僕は思っているのだが、
ショートショートであってもテーマとオチの練りこみは必要でだからこそメモをとるのは必要なのだろうが
前述したとおり脳内とメモ上で同時に構想するのが苦手なので
良くわからない話が出来上がるかあるいはそもそも話が出来上がらないかになってしまうのである

 

 

そろそろこの記事を終わらせようと思うのだが、なぜこの記事を書こうと思ったかというと、最近はずっと絵を一日一枚書きながら、ショートショートの漫画を描こうとしていたのだが、
なかなかよい感じの他愛無い話を考えていたと思ったのだが、絵を描いていた拍子に忘れてしまったのである。
メモに残っているのは、「ケモノ、パンケーキ、プレゼント」の三文字…

こんなんじゃ分からんやろがい!!
ぐぅおおメモを取りながら文章を考えるのが得意であったならこんなとにはならなかったのに…

 

 

そうだ!このことを記事にしよう!と思ったので書いた次第である。
おかげでこの記事もメモせずに書いたので、当初に考えていた内容とぜんぜん違う気がする。メモの重要性の話みたいになってない?
もうちょっとすっきりとしていて簡潔だったはずなのだが、出来上がった頃には曖昧な所がおおいし中々に長くなってしまった…
この記事を戒めに、精進したい所である